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欠陥住宅を作らないための5つのポイント

1.住宅会社の施工体制を知る
住宅会社の施工体制をしることは重要なことです。自社の管轄に職人さんや下請け業者を抱えている場合は、管理もできて安心です。しかし、住宅会社の中には、丸投げといわれる施工体制のところもあります。
「丸投げ」とは、受注した家を一括下請け業者に任せてしまうことです。
そうなると、管理も何もできたものではありませんので、任せた下請け業者がさらに、下請け業者に任せるのです。
つまり、受注会社と施工会社との間につながりがないということです。そうなると施工会社に責任意識が薄くなり、見えないところで手抜き工事をされる可能性がでてきます。
利益を上げるために下請け業者に流す金額を押さえる。そのことによって、下請け業者は利益を上げるために手抜き工事をするか材料費を押えます。
あなたの大切なお金の一部が下請け、孫受けのなかでどこかに消えてしまいます。それだけではありません。本来、あなたが支払った家づくりに対する価値や思いが伝わらず、欠陥住宅になる恐れまであるのです。
一番大切なのは、自社の管轄に職人さんや下請け業者を抱えている作り手の顔が見える住宅会社との契約が、欠陥住宅を作らない第一歩なのです。



2. 構造見学会を見に行こう
工事中の現場はぜひ、見ておきましょう。
その住宅会社の仕様が確認できます。

【見るべきポイント&聞くべきポイント】
・ 基礎工法はベタ基礎なのか、布基礎なのか。鉄筋の太さは?コンクリートの厚みは?などできている部分については尋ねてみましょう。
・ 土台についてはどうでしょう。使っている木の種類や太さ、基礎と土台の連結方法の位置、床の風通し。
・ 柱、梁の材質や太さ
・ 耐震金物の種類と使い方はどうか
・ 断熱材は何を使っているのか、どんな種類があるのかなど
・ 給水管や排水管の施工方法や使用配線の種類とまとめ方、音への配慮

など、大まかに項目を上げました。

このようなことを確認しておきましょう。
難しいことはわからなくても、実際に自分の目で見れば、おかしいことは感じ取れるものです。ですから、家を建てる前には必ず、工事中の現場を見に行くようにしてください。


3.住宅性能保証制度はあるか。
現在、どの住宅会社にも、住宅の部分によって異なりますが最長10年間、住宅の性能について法律で瑕疵担保責任を義務付けられています。 重要な構造的な瑕疵が見つかった場合住宅会社は10年間無償で補修を行わなければなりません。

それは、欠陥住宅問題を背景として高品質な住宅を供給し、住宅取得の不信を取り除くために国が2000年4月から施行した法律によるものです。

大手であれ、中小であれ、零細であれ住宅をつくるからにはその法律が適用されます。

ここでポイントなのですが、その10年間の保証を自社保証制度としているか、第三者による保証制度にしているかによって、違いが生まれます。

自社保証である場合、住宅会社が倒産してしまえば瑕疵担保責任を問うことは出来なくなります。
つまり、完成後何か重大な瑕疵が見つかった(家が傾いた、雨漏りで家が腐った)としてもその会社が存在しなければ保証はしてくれないのです。

しかし、第三者機関の保証制度に加入している場合は、保険でその補修費用をまかなってくれるので、家を建てるあなたにとっては安心といえるでしょう。

自社保証の制度がしっかり取れない中小の住宅会社では、この制度の登録をしてあるかどうかが判断基準になります。

また、この保証制度に加入していると欠陥住宅を防ぐこともできます。保証会社が住宅会社に替って保証するわけですから、検査は非常に厳しいものです。
地盤に始まり、基礎、構造、断熱、完了と検査は随所に行われます。そして、おかしい箇所があれば、手直し再検査となります。それゆえに、住宅会社も手抜きはできないことになってしまいます。


4.工事中の検査体制を確認しよう
欠陥住宅を未然に防ぐためには各工程で適切な検査を行うことが重要です。
あなたが立ち会うことが出来なくてもいいのです。
きちんとした検査体制がある住宅会社を選ぶことが必要です。

A.地盤調査実施、地盤改良工事
調査結果をデータ解析し、軟弱地盤であれば適切な地盤改良工事が施されます。
地盤調査報告書を必ずもらい、その内容を納得いくまで説明してもらいましょう。
地盤調査

B.基礎工事
地盤調査結果によって適切な基礎が設計されます。
基礎の細かな仕様がここで決まります。
鉄筋の配筋終了時に配筋検査が行われます。
図面通りに配筋されているか?鉄筋の種類・径・ピッチ・かぶり厚さなどを確認します。
アンカーボルトとホールダウン金物の適切な設置、位置の確認も必要です。
コンクリートの配合計画書、報告書ももらうと良いでしょう。
基礎工事

C.木工事
使用材料の種類の確認、材寸の確認、耐震金物の適切な配置、取り付け方法の確認が必要です。合わせて耐力壁の仕様・位置についても確認します。緊結金物の適切な設置、釘の種類・ピッチについても確認します。
耐震金物 耐震金物 耐震金物
耐震金物 耐震金物 耐震金物
耐震金物    

D.防水・断熱工事
サッシ周りの防水テープの処理、外装材の下地材(透湿防水シート、アスファルトフェルト)の施工状況を確認します。 断熱材の適切な施工はとても大切です。なぜなら、家を腐らせる結露という欠陥につながる重要な部分だからです。
断熱

E.完了検査
社内検査、役所・第三者機関の完了検査、施主検査を実施します。

社内検査:通水試験、通電、床のたわみ、壁の不陸、サッシ・建具の開閉状況、外装材のコーキングなど施工状況の確認をします。

役所検査:設計図書通りに完成しているかの確認を行います。この検査に合格すると検査済証が発行されます。これは違反建築でないかの証明にもなります。併せて必ずもらってください。

施主検査:ダメ工事の部分を必ずリストアップし、書類として残し、完了の確認を取ることをしましょう。


5.職人の接し方
故意に欠陥住宅を作ろうとしなくても間違え、勘違い、見て見ぬふりによるミスはあるでしょう。

それを防ぐためにはどうしたらよいのでしょうか?

あなた自身が現場に出向くことです。
施主さんが現場に顔を見せることで、現場の職人さんの気持ちも引き締まります。

気持ちが引き締まれば、ミスもすくなくなるので欠陥を防ぐこともできます。
それだけではありません。現場に顔を出して職人さんと仲良くなるとあなたの思いも伝わり、プラスアルファの協力や努力をしてくれるようになります。

ただし現場を見て、気づいたこと不安なことは、直接、職人さんにいうのではなく、必ずすぐに担当者に伝え対応してもらってください。

お互いに良い家を完成させるという共通意識のもとに信頼関係を築くことが出来れば良いでしょう。


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